|
北海道に行ってきました。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、秋分を過ぎると暑さも峠を越え、随分過ごし易くなりました。行楽シーズンでもあるので皆さんもあちらこちらへ出かけられるのではないでしょうか。私たちは一足早く、9月13日から15日までの期間中、第65回日本矯正歯科学会大会に参加してきました。今年は札幌市内にある「札幌コンベンションセンター」が会場でしたので、贅沢にもスタッフそろって北海道まで行ってきました。実際、福岡空港から飛行機に乗り2時間10分で新千歳空港に到着し、札幌市内へは快速エアポートで35分と、とても簡単に移動できるので、地図上で見るほど距離を感じず「北海道に来た!」と実感するには、もう少し後になってからになりました。というのも、ずるがしこい私たちは、北海道まで行くのだから休日を利用し世界遺産である「知床」まで行こうではないかと、院長をひとり札幌市内に残し(笑)、観光バスで北の大地を横断してきたのであります。
さて「知床」はといいますと、知床観光船を利用し、海から神秘的な海食崖や海食洞、数々の滝をゆったりと観賞し、積雪期である11月上旬から4月下旬には通行止めとなる知床横断道路の最高点である知床峠から樹海の彼方を見渡すことで、日本の最後の秘境だと実感することができました。また、夜中に野生動物の生態を観察するバスツアーや朝方には知床五湖の一部分でしたが散策するツアーに参加し、現地のネイチャーガイドさんの話を伺うことで日本の最後の野生の楽園であるとあらためて感じることができました。
 
 現地の方の話によりますと、険しい地形が人間の開発を拒み、冬の厳しい気候が豊かな自然を守ってきたからこそ今の「知床」が残っているのだと。また、シベリアから押し寄せる流氷に大量の植物プランクトンが含まれ、それを餌とする動物プランクトンを鮭やマスなどの魚類が餌とする。さらにヒグマやオジロワシがその魚をたべ、魚の死骸や動物の糞が豊かな土壌をもたらし植物を育てる。この海から陸へと連なる生態系こそが世界に類を見ない価値であり、希少動物が生息していることや食物連鎖のトップにあたるヒグマが数多くみられることで、自然のままの食物連鎖が保たれているところに知床が「世界自然遺産」に選ばれた理由ではないかということでした。そんな大自然のなかで植物を観察し、実際に野生動物の痕跡にふれたことで、昔ならった知識やテレビで見る映像の中の「食物連鎖」を初めて理解できたような気がします。こんな素晴らしいところがある日本っていいところではないかと単純に感動してしまいました。観光客が増える中、世界に誇れる「知床」を本来の姿で後世に残していきたいと現地で頑張っている姿をみると考えさせられます。今、「知床」では鹿の増加に困っているようですが、さすがに私一人ではどうすることも出来ません。先ずできる身近なことで、知床までは繋がらないかもしれませんが資源の無駄遣いから気をつけていこうと思っています。
今回、知床の観光地ウトロにある「ホテル知床」に一泊しましたが、とても感じの良いホテルでした。廊下には知床の魅力を表現した素晴らしい写真がたくさん展示され、それを見ているだけでも満足できます。本物のクリオネを見ることも出来ました。そういえば、修学旅行中の学生たちは卓球で盛り上がっていました。私たちも、天気に恵まれ気の合う仲間たちと旅行ができ、とても楽しい思い出となりました。
旅行中はクリニックが連日休診日となり、患者さんには大変ご迷惑をおかけしました。日本矯正歯科学会ではたくさんの新しい情報を得ることができました。その中のひとつではありますが、ナノ粒子の歯磨剤を現在スッタフ内で検討中です。歯の表面の汚れをとり、ミクロの傷を埋めていくことで表面を滑らかにし、さらに再石灰することで強化されるというものです。効果があるようでしたら、矯正治療が終わった患者さんを中心に定期検診と並行しながらホームケア商品として診療室内で紹介していく予定です。
最後になりましたが、旅行期間中9月15日に院長が誕生日を迎えました。院長が健康であるということはスタッフが安心して働ける何よりのことだと日々感じています。
 『院長先生、お誕生日おめでとうございます!』スタッフ一同より感謝をこめて。
|