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家族とは?家庭とは?

 先日の日本経済新聞の「病む世界 病む子供」の特集記事でアメリカでのマクドナルドの肥満訴訟のことが書かれていました。この訴訟は子供がハンバーガーを食べ過ぎた為に肥満になったとしてマクドナルドを訴えたもので、これを例に記事ではアメリカの子供たちの食生活につて問題提起していました。
 その中で肥満の原因としてファーストフードが学校内まで進出し、ファーストフードに包囲された子供たちの現状が述べられていました。原告の子供たちは貧困層が多く、親たちが忙しさのためにファーストフードに頼ってしまい食事はすべてファーストフード、その結果が肥満。地域社会の経済のひずみが子供の生活に影響を及ぼしていると指摘し、記事は締めくくられていました。
 我が国に於いても社会構造の変化に伴い女性の社会進出を促し、その為の女性の働きやすい社会環境の整備が叫ばれています。特に子供を育てながら仕事が続けられるように育児休暇や保育所等の充実の必要性が大きく取り上げられています。能力がある女性が男性と同様に社会に進出し、男女平等に仕事をこなしていくことは社会のとっては確かに有益なことですが、子供たち視点から見たときにはどうでしょうか?家族とか家庭とかを視点としてた時にはどうでしょうか? 
 私の親族に長く保育師として勤め、数年前から24時間保育の施設保育所を開設した者がおります。保育所は大変繁盛し規模も拡大しているとのことです。その保育所では生後3ヶ月から24時間保育を引き受け、中には3食ともそこで食事をする子供たちもいるとのことでした。早朝から深夜に及ぶ仕事の為に親と離れ保育所で食事をする子供たちのことを考えると、はたして保育所等の施設の充実が本当によいことなのか疑問に思えてなりません。
 こんな事を書くと女性差別と言われるかも知れませんが、決して女性差別ではなく、父親が子育てに従事し、母親が社会的責任を果たすでも何ら問題はありません。重要なのは子供を育てるという人間として大切な役割を社会全体がもっと重要なことだと認識することだと思います。
 こうしたことを考えると、家族とは家庭とは何だろうという疑問が沸々と湧いてきます。親が愛情込めて食事の準備をし、親子が揃って会話を交えながら、楽しい食事の時間を過ごす。そうしたことから子供は親の愛情を感じ、家族としての絆を深め、家庭と言う物を大切に思うようになるのではないでしょうか?そうして親の愛情を感じて育った子供たちだからこそ将来、自分の子供たちに愛情を注ぎ、幸せな家庭を築きく事が出来き、また人を愛することが出来、平和な世界を築いていくことが出来るのではないでしょうか?
 大人でも誰もいない暗い部屋に帰るのはいやな物です。せめて子供が小学生の間くらいまでは、「お帰りなさい」と子供を迎えてあげられるように出来たらいいなと思います。女性の社会進出のために保育所を作るよりも、子供が自立するまでの期間は、母親あるいは父親が仕事場を離れて子育てに専念し、子育てが終わればまた以前と同様に仕事場に復帰できる社会を目指すべきではないでしょうか?もちろん経済的にも児童福祉手当等を充実させ、子育てをすることが、家庭の経済的なデメリットとならないようにするのも当然です。本当の意味での子育てし易い、子供にも母親あるいは父親にも暮らし易い社会を実現したい物です。これを実現するにはどうしたらよいか、私には分かりませんが、まず目標とするところを定めないことには先に進めません。
 将来を担う次の世代をどのような環境で育てていくのか、もう一度よく考える必要があるのではないでしょうか?

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